学生目線で利用促進策 静岡空港関係者に提案 日大国際関係学部

 富士山静岡空港株式会社(牧之原市)と産学連携協定を結ぶ日本大国際関係学部(三島市)の学生による本年度の活動報告会が30日、静岡空港で開かれた。アンケートやモニターツアーなどの調査を通じた空港の利用促進策を同社幹部らに提案した。

富士山静岡空港株式会社の関係者らに対して行った本年度の活動報告会=静岡空港
富士山静岡空港株式会社の関係者らに対して行った本年度の活動報告会=静岡空港

 アンケートからは、空港の認知度や利用状況を前年度と比較したほか需要が高まる就航先を提示。旅行の申し込み方法や観光情報の取得媒体の傾向を基に、SNSの活用など注力していくべき点を提案した。熊本へのモニターツアーの報告では観光地や現地の空港を視察して感じた利点や課題を述べた。講評で同社の西村等社長は「若年層や東部からの集客が課題である中、今後も一緒になって空の玄関口を盛り上げていきたい」と語った。
 同社と日大国際関係学部・短期大学部は地域に即した空港づくりと観光人材の育成を目的に、2021年3月に産学連携協定を締結した。同大3年の大熊夢乃さんは「調査をする上での課題を改善するとともに、若い世代だからこその視点で利用促進に貢献していきたい」と話した。

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