韓国全州市の文化発信 静岡 親子連れ「韓紙」使い皿作り 東アジア文化都市

 静岡県と駐横浜韓国総領事館はこのほど、静岡県とともに2023年の東アジア文化都市に選定された同国全州市を紹介するイベントを静岡市駿河区のグランシップで開き、全州市の文化をPRした。同市との初の連携事業という。

韓紙を使った工芸を楽しむ参加者=静岡市駿河区のグランシップ(県提供)
韓紙を使った工芸を楽しむ参加者=静岡市駿河区のグランシップ(県提供)

 会場で繰り広げた工芸体験では、来場した親子連れが全州市産の伝統的な手すきの紙「韓紙」を使った皿作りに取り組んだ。参加者は韓紙の手触りを楽しみながら、皿の土台に丁寧に張っていった。
 オンライン配信を含め約100人が聴講したセミナーは、訪韓200回以上を誇る韓国地方旅行のプランナーでエッセイストの小暮真琴さんが、80回以上訪れた全州市の見どころを伝えた。伝統的な建築様式の家屋700軒が残る「韓屋村」などを紹介した。
 県と全州市は引き続き、相互の文化発信を検討している。

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