技能五輪の経験伝授 静岡・科学技術高で報告会 卒業生が動画で説明

 科学技術高(静岡市葵区)は20日、ものづくりの技術を競う技能五輪全国大会に出場経験のある卒業生を講師に招いた活動報告会を同校で開いた。

技能五輪全国大会に出場した経験を語る山本さん(中央)=静岡市葵区の科学技術高
技能五輪全国大会に出場した経験を語る山本さん(中央)=静岡市葵区の科学技術高

 2020年の同大会旋盤部門で最高賞の金賞を獲得した本田技研工業トランスミッション製造部(浜松市中区)の山本雄理さん(23)が講師を務めた。山本さんは1、2年生の希望者約30人に対し、動画を使って大会の概要を説明。高精度で鋼材を加工する旋盤の技術向上に熱中した高校時代を振り返り、「『好き』や『楽しい』と思うことを突き詰めて、がむしゃらに取り組んでほしい」と後輩に呼びかけた。
 同校を昨年度卒業し、再来年度の同大会メカトロニクス部門に出場予定の大石一葉さん(19)も登壇し、社会人としての生活や心構えなどを紹介した。

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