三島市に自転車用ヘルメット寄贈 命守る“相棒”選手発案 チームブリヂストンサイクリング

 三島市を拠点に活動する自転車チーム「チームブリヂストンサイクリング」はこのほど、同市にヘルメット15個を寄贈した。4月1日施行の改正道交法で自転車利用時のヘルメット着用が努力義務化されることを受け、命を守るために欠かせない“相棒”の大切さを知る選手が発案した。

ヘルメットを豊岡市長(右)に贈り、着用の重要性を伝えた宮崎監督(左)と山本選手=三島市役所
ヘルメットを豊岡市長(右)に贈り、着用の重要性を伝えた宮崎監督(左)と山本選手=三島市役所

 同チームは選手、スタッフ16人が購入したヘルメットや実際にレースで使うスペア用に独自のシールを貼り、それぞれがゆかりのある自治体や母校に寄贈する。三島市には、宮崎景涼監督と山本哲央選手が贈った。
 市役所で豊岡武士市長と面会した宮崎監督は「選手は何度も命を救われている。市民に意識付けしてほしい」と伝えた。山本選手は約2週間前のレースで転倒し、頭を打ったが「脳振とうにならず命を救われた。かぶらないと怖い」と実感を込め、ヘルメットの重要性を訴えた。
 ヘルメットは市職員が業務のため自転車を利用する際に活用するといい、豊岡市長は「市民への周知にもつなげたい」と話した。

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