ペットとの共生 理想追求 動物愛護のNPO 三島でシンポジウム

 動物愛護に取り組むNPO法人「人と動物のハッピーライフ」は17日、シンポジウム「理想とするペットとの暮らし」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市の三島商工会議所会館で開いた。公益社団法人アニマル・ドネーションの西平衣里代表理事が基調講演し、日本の犬猫の世界を変えるための13の目標を設定した「AWGs」を提唱した。

AWGsについて説明する西平代表理事=三島市の三島商工会議所会館
AWGsについて説明する西平代表理事=三島市の三島商工会議所会館

 AWGsは「いつもあなたと一緒に」「本能的欲求を満たそう」などの目標を掲げ、外飼いの規制や飼い主による散歩の義務化など目標に準拠する具体的な30テーマを設定する。専用サイトでは活動の推進に向けたアンケートや署名ができ、西平代表理事は「動物が幸せになれば、真の共生社会が形になる。ぜひ動物と向き合う時に13のゴールを考えてほしい」と賛同を呼びかけた。
 動物愛護の専門家によるパネルディスカッションも行われた。西平代表理事のほか、中央動物総合専門学校の鈴木康之校長、動物先端医療センターAdAMの小林正行院長、同NPO法人の西島昭男理事長が登壇し、動物を取り巻く環境の向上へ意見を交わした。

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