大型のカモ「マガン」越冬 袋井で大空舞う【動画あり】
強風が吹きすさぶ田園地帯で、餌を探す鳥の群れが動いた。大型のカモでガン類に属する冬鳥マガンが袋井市で越冬している。
1月下旬、10羽ほどの群れが田で餌を食べ、ゆっくりと羽を休めていた。ときおり数羽が首を上げ、周囲を警戒する様子も見られた。
カモ科に属するマガンは全長70センチほど。灰褐色の羽毛に覆われ、くちばしはピンク色で足はオレンジ色をしている。湖沼や池をねぐらにし、昼間に農耕地などで餌を探す。シベリアなどで繁殖し、冬鳥として主に北日本に飛来する。
県内への飛来数は少ないとみられる。夕暮れに染まるころ、マガンは一斉に飛び立ち、編隊を組んで上空を優雅に舞った。