漆喰鏝絵で商店PR看板 松崎高生がデザイン担当 左官職人と共同制作
松崎町桜田の松崎高美術部の生徒らが手がける漆喰鏝絵(しっくいこてえ)の地元商店のPR看板第2弾がこのほど、同町松崎の宮内金物店に設置された。伝統のしっくい文化継承や商店街の活性化につなげようと、高校生と町内の左官職人が共同制作する。
看板の大きさは、縦約70センチ、横約50センチ。同店で取り扱っているペンキやはけ、トンカチなどを描いた。生徒が絵のデザインを担当し、それを基に同町の左官職人の中村一夫さんが制作した。
店主の梅木左緒里さん(48)は「お客さんからかわいいと評判。他の店にも広まってくれたら盛り上がると思う」と話す。デザインを担当した2年の池野有紗さん(17)は「実際に店内を見て案を考えた。商店街の活気に貢献していけたらうれしい」と意気込んだ。
看板の制作は、町振興公社が21年度から行う事業の一環。今後も地元商店に提供していく予定。