鵺退治 中学生、堂々と 伝統の踊り、13人披露 伊豆の国
平安時代の武将源頼政の故事にちなんだ行事「第58回鵺(ぬえ)ばらい祭」(実行委、伊豆の国市観光協会主催)が29日、同市の湯らっくす公園で開かれた。地元の長岡中1、2年生13人が伝統芸能「鵺踊り」を勇ましく披露した。
鵺踊りは妖怪の鵺を頼政と家来が刀などで退治する内容。約2カ月間練習を重ねた生徒は、堂々とした言い回しや軽妙な動きを披露し、観客を沸かせた。頼政役を務めた渡辺和花さん(2年)は「自信を持って楽しく演じられた。これを見てかっこいいと思い、来年は自分がやりたいという人が出てきてくれればうれしい」と期待した。
伊豆中央高の弓道部は弓矢のパフォーマンスを披露した。