静岡「オクシズ」買い物お助け マックスバリュ東海が移動スーパー 週1回、500種販売

 マックスバリュ東海は7日、静岡市北部の中山間地「オクシズ」での買い物を支援するため、商品を積んだ車両で地域を回る「移動スーパー」の運行を始めた。肉や魚、パン、総菜など500種を、葵区の7地区72カ所で定期的に販売する。

移動スーパーで買い物する地元住民ら=静岡市葵区のきよさわ里の駅
移動スーパーで買い物する地元住民ら=静岡市葵区のきよさわ里の駅

 初日は、同区大原の藁科都市山村交流センターで出発式を行った後、同区相俣のきよさわ里の駅などにスーパーを“開店”した。地元住民らが訪れ、焼き芋や総菜などを手に取った。最寄りのスーパーまで車で15分ほどかかるというパート従業員幡川恵子さん(66)は「ちょっとした買い物ができるのがいい。車のない高齢者にとっては便利だと思う」と話した。
 移動スーパーは月曜から土曜まで(火曜を除く)、葵区の井川、梅ケ島、大河内、清沢、大川、足久保、賤機北の各地区の公民館や集会所など72カ所をそれぞれ週1回巡る。
 県内で同社が移動スーパーを運行するのは浜松市天竜区に続き2カ所目。担当者は「買い物だけでなく、地元住民のコミュニケーションの場にもなれば」と話した。

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