伊東商高、レトルト食品開発へ 来春統合、新高校の第1弾商品に

 伊東商高フロンティア部の1年生4人が県内でスーパーを展開する田子重(焼津市)と協同し、レトルト食品の開発を始めた。来年4月の統合で開校する伊豆伊東高として第1弾の商品になる企画で、生徒は「先輩の意志を受け継いだ商品を生み出したい」と意気込む。

オンラインで打ち合わせを行う生徒たち=伊東商高
オンラインで打ち合わせを行う生徒たち=伊東商高

 新商品は来年4月の販売開始が目標。このほどオンラインで行った打ち合わせで、同社や商品開発に携わる石田缶詰(焼津市)の関係者と方向性を話し合った。
 伊東商高生徒と地元産のトマト「アイランドルビー」を使ったケチャップを開発した、伊東市の飲食店「ごはん酒菜 そのに」の太田真矢店主の協力で開発を進めている。
 同部では昨年、ニューサマーオレンジを使った菓子を販売。商業高校フードグランプリで大賞を得た。今年も地元事業者の協力で二つの菓子を開発した。山田彩乃部長(16)は「先輩たちがすごい商品をつくる部活に入った。大きな賞を取る第一歩にしたい」と力を込めた。

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