アカオ ホテル事業売却へ 12月中旬めど、米投資ファンドに

 熱海市のアカオ・スパ&リゾートは22日までに、ホテルアカオアネックス(旧ホテルニューアカオ)とホテルアカオ(旧ロイヤルウイング)を、12月中旬をめどに米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表した。両施設の運営は、同ファンド系のマイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都)が引き継ぐ。

昨年11月、惜しまれつつ営業を終了した「ホテルニューアカオ」
昨年11月、惜しまれつつ営業を終了した「ホテルニューアカオ」

 1973年に開業した旧ホテルニューアカオは、景勝地の錦ケ浦に面した同市を代表するホテルだったが、新型コロナウイルス禍に伴う客室稼働率の低迷や施設の老朽化により昨年11月に営業を終了していた。以来、アカオ社の宿泊事業は敷地内のホテルアカオに一本化していた。
 アカオ社はホテル事業からいったん撤退し、今後は観光庭園アカオ・フォレスト(旧アカオハーブ&ローズガーデン)やアカオ・ビーチでのリゾート事業の運営に集中する。来春にアカオ・フォレストの麓に拠点を移し、新たなホテル事業を2026年に始める予定。

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