カンボジアの生活 JICA職員語る 三島で講演会

 NPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、国際協力機構(JICA)教育政策アドバイザーとしてカンボジアに勤務する松田徳子さん(55)のグローバル講演会を三島市民文化会館で開いた。

勤務するカンボジアなどについて語る松田さん=三島市民文化会館
勤務するカンボジアなどについて語る松田さん=三島市民文化会館

 カンボジアは7月の安倍晋三元首相銃撃事件で全土に半旗を掲げ、カラオケなどの娯楽を禁止して追悼するほどの親日国という。同国の教育支援に向けて松田さんらが進める「教員養成大学プロジェクト」では、8月に行った第1期生の終了式や、学びを改善する研究調査などについて話した。
 過去に赴任したガーナの子どもについても紙芝居風に取り上げた。カカオの収穫作業が忙しくて学校に行けない男児など、困窮する生活を紹介した。
 松田さんは2014年までGW三島で5年半活動して「現場でじっくり話を聞く大切さを学んだ」という。海外での取り組みについて「明日も良くなると思える社会はすてきだと思う」と語った。

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