河川3カ所に監視カメラ 藤枝市 氾濫の危険、即時発信

 藤枝市はこのほど、市内の河川3カ所に監視用カメラを初めて設置した。大雨時の増水の様子などをリアルタイムで確認することができ、周辺住民らの避難の判断に役立ててもらう狙いがある。

河川監視用カメラの画像を確認する河川課の職員=藤枝市役所
河川監視用カメラの画像を確認する河川課の職員=藤枝市役所

 設置場所は葉梨川の藤岡第6公園、法の川の新飯塚橋、黒石川の黒石橋の付近。いずれも氾濫が懸念されている地点。葉梨川は、藤岡川との合流場所近くに設置した。
 監視用カメラは10分間隔で静止画を撮影し、最新の画像を表示する仕組み。インターネットサイト「藤枝市水位・雨量観測システム」でいつでも確認できる。
 市によると、これまでは19カ所に設置した水位計の数値を基に、イメージ図で増水の情報を発信していた。
 今後、市が管理する河川を中心に監視用カメラの設置数を増やしていく方針。河川課の担当者は「実際の画像を見ることで、より緊急性が伝わりやすくなるはず。増水の様子を見に行くといった危険な行為の防止にもつなげたい」と話す。

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