袋井市長が定例会見 台風15号被害状況と対応報告 

 袋井市の大場規之市長は27日の定例記者会見で、23日の台風15号による被害状況と今後の対応を報告し「早期復旧に向けて取り組む」と述べた。
 市は26日に罹災(りさい)証明書、被災証明書の発行申請の受け付けを開始。住宅の床上浸水被害があった123件には戸別訪問などを行い、心身の健康支援を実施した。災害ごみ対策として、可燃ごみは中遠クリーンセンターで搬入を受け付け、不燃ごみは30日まで、罹災証明書なしで中遠広域粗大ごみ処理施設での搬入を受け入れている。いずれも無料。
 市によると、市役所と浅羽支所に設けられた観測所で累計雨量が200ミリを超え、同市春岡の山名小では319ミリ、友永の三川小では321・5ミリを観測。短時間での集中的な降雨が目立ったという。指定避難所には最大で75世帯178人が避難した。
 26日現在の被害状況は死者1人、住家の床上浸水105件、床下浸水187件。その他に土砂崩れが38カ所、5路線で通行止めなどがあった。大場市長は「今回の台風で地域ごとの水害対策の必要性が際立った。特性に応じた治水対策を進める」とした。

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