清水区中心に休校・休園 64施設、断水影響

 静岡市は25日、大規模断水の影響を受ける清水区を中心に64施設の市立小中学校とこども園について、26日は休校・休園にすると発表した。トイレや手洗い場が使用できないため。県教委によると、清水区の県立高3校と清水特別支援学校でも生徒の受け入れが困難になるとみられる。断水が長期化した場合、いずれの施設も再開が遅れる可能性がある。

静岡市役所
静岡市役所

 市立小中学校は蒲原・由比地区を除く清水区の計38校(24小学校、14中学校)が休校する。このうち浸水被害を受けた3小学校(清水入江、清水有度二、清水)と3中学校(清水六、清水庵原、清水興津)は断水が解消した場合でも「運営を再開できるかどうか見通せない」(市学校教育課)という。
 このほか、道路被害や停電の影響で、葵区では水見色小と清沢小、梅ケ島小・中学校がそれぞれ休校する。
 市立こども園は蒲原・由比地区を除く清水区の計20園が休園になる。葵区では浸水被害に遭った服織こども園と周辺道路が被災した梅ケ島こども園が休園する。市こども園課は27日以降の対応を26日に決定する方針。
 県立清水南高は26日、オンラインで生徒の健康観察を行う。小野田秀生校長は「休校が長期化する場合はオンライン学習も検討したい」と話した。

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