記者コラム「清流」 市長選に感じた「冷めた目」

 11日に投開票した熱海市長選の投票率は44.33%と過去最低だった。新型コロナウイルス禍からの経済再生や伊豆山の大規模土石流からの復興など大きな課題に直面している熱海市だが、低投票率になりそうな気配は感じていた。
 現職、新人ともに立候補の表明が遅く、観光振興や復興に対する考え方に大きな違いはなかった。現職の多選を批判する声も聞かれたが、大きな波にはならなかった。
 ほとんどの市議が両候補と距離を置いていたのも低投票率の要因になった気がする。さまざまな事情はあろうが、多くの市民と同じようにどこか「冷めた目」で選挙戦を見ていたのではないか。選挙はまちの将来を考える重要な機会だ。市議にはその先頭に立ってほしい。約半年後の市議選を厳しくチェックしたい。

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