記者コラム「清流」 サーフィン大会 2回目期待

 御前崎市では初開催のサーフィン国際大会(1~3日)を取材した。
 大会のハイライトは最終日の20歳以下女子の部。上位2人が決勝に進める準決勝2組目で、地元の佐藤李(すもも)選手(16)が試合終了直前のライディングで2位の選手を逆転し、ギャラリーから「すごい」「鳥肌が立った」と大歓声が上がった。本人は「2分に1回はいい波が来るので待つしかなかった」とけろり。勝手に“待ちのすもも”とキャッチフレーズを付け、その後も応援した。
 サーフィン未経験の記者にとっても観戦は楽しかった。ただ試合方式や採点基準など分からない点も多く、観客向けの解説も欲しかった。会場の一体感を創出する工夫もあると思う。2回目の開催が早くも待ち遠しい。

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