7月有効求人1.10倍 ハローワーク焼津管内 回復も新規求人減

 ハローワーク焼津はこのほど、管内(焼津市、藤枝市)の7月労働市場状況を発表した。有効求人倍率は1・10倍で前年同月を0・14ポイント上回り、4カ月ぶりに1・1倍台を回復した。ただ、物価高騰の影響を受け、全体的に新規求人を絞る業種が目立った。
 新規求人数は前年同月比9・7%減の1671人、新規求人倍率は2・19倍で0・27ポイント落ち込んだ。
 新規求人を産業別に見ると、全体のけん引役でもある職業紹介・労働者派遣業が製造業向けの求人減の影響から前年同月比55・9%減の241人だった。輸送用機械器具製造業も56・7%減の13人と落ち込んだ。新型コロナについては一服感が出ている一方で、電気代や燃料代の高騰が求人に影響を与えている。
 物価高騰を背景に、生活関連サービス業・娯楽業は65%減の14人、教育・学習支援業は60%減の10人と大きく響いた。主力の食料品製造業は夏場の需要増が奏功し、20・4%増の124人だった。

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