浜松駅周辺・駐輪場の有料化計画 市、市議会に再整備の素案

 浜松市議会は25日、5常任委員会を開いた。市は建設消防委員会で、自転車の放置や混雑などが課題となっている浜松駅周辺の無料の市営自転車・バイク駐輪場について、適正な利用を促すために有料化し、収容台数を拡大する再整備計画の素案を示した。
 浜松駅周辺には無料駐輪場が14カ所あり、収容台数は自転車2281台、バイク669台。通勤通学や買い物客らの需要に追いつかず、駐輪場内の混雑や自転車の放置が常態化している。利用場所の偏りや盗難も課題で対応が求められていた。
 計画では12カ所を有料化し、新設や再整備などにより収容台数を増やす。利用者のニーズに応じ、定期利用や学割、一定時間無料などの対応を検討している。遠鉄第一通り駅自転車駐車場は無料を継続し、鍛冶町自転車駐車場は廃止する。
 放置自転車や路上駐輪の対策として、現行では2日後に撤去する放置規制区域のザザシティ浜松周辺地域を、即日撤去の放置禁止区域へ見直す方針。
 市は10~11月にパブリックコメントを行い、2023年1月に計画を策定する予定。
 (細江支局・大石真聖)

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