五輪ソフト「金」山崎さん指導 伊豆で教室、中学生に技術や心構え

 伊豆市はこのほど、東京五輪ソフトボールで金メダルを獲得した山崎早紀さん(30)=掛川市出身=を講師に招いた中学生向けのソフトボール教室を同市の天城ドームで開いた。伊豆、伊豆の国、函南3市町の中学校のソフトボール部員計24人が金メダリストから技術や心構えを教わった。

バッティングを披露する山崎早紀さん(左)=伊豆市の天城ドーム
バッティングを披露する山崎早紀さん(左)=伊豆市の天城ドーム
寄贈されたレプリカユニホーム(一番右)=伊豆市の天城ドーム
寄贈されたレプリカユニホーム(一番右)=伊豆市の天城ドーム
バッティングを披露する山崎早紀さん(左)=伊豆市の天城ドーム
寄贈されたレプリカユニホーム(一番右)=伊豆市の天城ドーム


 山崎さんはノックをして、捕球ミスをした部員には「エラーをしてしまったらその後のプレーが重要だと意識して」と呼び掛けた。打撃ではバットを強く振って力を伝えることが大切だと伝え、部員の前でトスバッティングを披露して会場に快音を響かせた。
 五輪や山崎さんに関するクイズ大会を行い、優勝した伊豆市立修善寺中1年の佐野安華里さんに山崎さんがサイン入り公式球を贈り、金メダルを首に掛けた。佐野さんは「金メダルはとても重かった。力強いバットの振り方やボールの投げ方を学べた」と喜んだ。
 教室の前には、日本ソフトボール協会から贈られたレプリカユニホームのお披露目式を行い、山崎さんや菊地豊伊豆市長らが出席した。ユニホームはドームの入り口正面に展示する。山崎さんは「感動や勇気を与える結果で終われた。この歴史をみなさんと一緒につなぎたい」と話した。
 (大仁支局・小沢佑太郎)

 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞