オリパラ未来へつなぐ モザイクアートで表現 開催1年で御殿場市

 御殿場市が東京五輪・パラリンピックから1周年を記念して制作したモザイクアートが完成した。五輪開幕から1年に当たる23日、JR御殿場駅でお披露目した。市が舞台になった五輪自転車ロードレースの写真を背景に、スポーツへの思いを表明する市民らの写真を貼り合わせた。大会を振り返る機会をつくるとともに、スポーツの素晴らしさを伝える。

東京五輪・パラリンピックから1周年を記念して制作したモザイクアート=御殿場市のJR御殿場駅
東京五輪・パラリンピックから1周年を記念して制作したモザイクアート=御殿場市のJR御殿場駅

 多くの住民が待ち受ける中、集団で疾走する選手の写真を背景に採用。その上に、「スポーツとは」「五輪・パラとは」などをテーマに集めた市民らの写真3400枚を並べた。縦1・8メートル、横3・6メートル。
 勝又正美市長らが除幕した後、大会に携わった市民8人がスポーツに対する思いを発表した。家族とロードレースを観戦した原里小6年の高橋楓雅君は「転んでもおかしくない曲がり角をあっさり通過する選手はかっこよかった」と思い起こし、「スポーツとはリスペクトさせてくれるもの」と語った。
 聖火リレーや空手イタリア代表チームの合宿などを背景にした3枚も除幕した。9月8日まで御殿場駅に展示した後、市内の公共施設で巡回展示する。スポーツタウン御殿場のホームページでも公開している。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞