狩野川の花火描く 障害者の力作展示 沼津・リバーサイドホテル

 沼津市のリバーサイドホテルで22日、地域の障害者福祉事業所の利用者が描いた絵画の展示が始まった。30、31の両日、3年ぶりに開かれる狩野川花火大会に向け、利用者が新たに狩野川の四季を描いた作品が飾られている。

狩野川の四季や花火大会を描いた作品が並ぶ=沼津市のリバーサイドホテル
狩野川の四季や花火大会を描いた作品が並ぶ=沼津市のリバーサイドホテル

 作品は、のびる作業所(三島市)の利用者が描いた9点。同ホテルは昨年9月から、NPO法人オールしずおかベストコミュニティ(静岡市)の仲介で、作業所利用者の絵画をロビー近くの通路に通年展示している。
 霧吹きのように赤や黄色の絵の具を飛ばして花火に見立てた水彩画、5月のこいのぼりフェスタを描いた絵画など、独創的な作品が並んでいる。
 作業所の増田二郎施設長は「作品を見てもらう機会が少ない。利用者のやる気にもつながる」と感謝する。
 同ホテルの山下顕広専務は「今年は花火大会も開かれる。多くの人の目に留まるのでは」と期待する。

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