防災に女性参画促進を 自主防代表ら講義やグループワーク 藤枝

 静岡県くらし・環境部と危機管理部は20日、中部地域自主防災組織活性化推進連絡会を藤枝市の県藤枝総合庁舎で開いた。各市町の担当者や自主防災会代表、女性防災リーダーら約40人が出席し、「災害対応力を強化する女性の視点」をテーマに講義やグループワークを行った。

防災への女性参画促進について意見を交わした会合=藤枝市の県藤枝総合庁舎
防災への女性参画促進について意見を交わした会合=藤枝市の県藤枝総合庁舎


 県男女共同参画課主任の黒田貴子さんが講師を務め、避難所で女性が直面する困難について解説。プライバシーの配慮不足や乳幼児用品の不足といった課題があると指摘し、女性の責任者を置くことや安全対策を徹底する必要性を訴えた。
 グループワークでは、県熱海地域支え合い支援センター被災者支援コーディネーターの鈴木まり子さんが進行役を務めた。防災活動で女性が活躍した事例や、女性の参画を実現させる行動について意見を交わした。
 

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