小山中で火山防災教室
小山町立小山中はこのほど、静岡県富士山世界遺産センターの小林淳教授を招いた火山防災教室を開いた。火山地質学が専門の小林教授は、実用に耐えられる富士山の噴火予測は難しいとして、平時にハザードマップをチェックしリスクを把握することが大切と説いた。
富士山の成り立ちや噴火によって起きる現象を紹介した。火山弾や火砕流などから身を守るには、噴火の兆候が表れた時点で火山から離れる必要があると指摘した。溶岩流については、流れる場所を見定めてから避難するよう求めた。
同校2年生は毎年、防災学習に取り組んでいる。地震を念頭にした内容が多い中、火山にも目を向けようと企画した。全校生徒が聴講した。