7月16日海開き 下田市、警備を民間委託

 下田市は23日、市内の海水浴場を今季は7月16日に開設すると発表した。これまで市主体で実施していた警備は今夏から市職員に加え、民間の警備会社に委託、無許可営業の撲滅を図る。
 9海水浴場を16日に開設し、試験的に柿崎海水浴場を25年ぶりに8月6日から開く。一部の海水浴場で密集回避に4メートル四方の枠を浜に設ける手法は、今夏は行わない。
 市内では長年、白浜大浜を中心に、市条例で禁止されている無許可の飲食類の提供やパラソルの貸し出しなどが続いている。民間の警備は混雑時に5人規模、平時で3人規模を配置。違法営業のほか、入れ墨露出や大声など周囲の迷惑となる行動にも目を光らせる。警備会社は市夏期海岸対策協議会が市の補助金600万円で契約。神奈川県などで実績があるという。
 松木正一郎市長は「海岸の健全化は子供の教育上の問題もあり、重大な課題だ」としている。警備員の権限は“注意”にとどまり、応じない場合はこれまでと同様、市が中止指示を発令する。

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