JAとぴあ浜松3月期決算 経常利益、2年連続増

 JAとぴあ浜松(浜松市東区)が23日発表した2022年3月期決算で、経常利益は2年連続、当期剰余金は3年連続の増益となった。事業収益から事業費用を引いた事業総利益は前年比2・2%減の147億3300万円、経常利益は2・3%増の33億7900万円、純利益に当たる当期剰余金は0・4%増の23億9300万円だった。
 農産物と加工品の販売事業取扱高は1・5%増の215億7900万円。タマネギやミカンなどの販売が好調だったことや、新型コロナの影響で低調だった花類が回復した。
 3月末時点の預金残高は193億9千万円増の1兆2282億円、貸出残高は50億5千万円増の2148億円、共済保有高は3兆5005億円、自己資本比率は18・11%で0・41ポイント上昇した。
 3カ年計画の最終年となる23年3月期は、燃料や肥料の価格高騰で生産者が打撃を受ける中、組合員との連携を深めながら「農業の飛躍的な生産・販売の拡大」と「経営環境に対応した事業・経営の転換」に取り組む。

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