地域団体商標に「掛川抹茶」登録

 掛川市は10日、特許庁の地域団体商標に「掛川抹茶」が登録されたと発表した。抹茶の登録は静岡県内で初めて。

地域団体商標に登録された掛川抹茶
地域団体商標に登録された掛川抹茶

 掛川茶商協同組合、JA掛川市、JA遠州夢咲の3団体が2019年2月、共同で出願し、22年3月に登録された。市によると、掛川抹茶はうまみ、甘みを蓄え、抹茶独自の渋みが調和しているのが特徴。抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)は市内産を75%以上使い、隣接する市町産は25%までに限る。市は国内外で抹茶の需要が高まっていることを受け、市内での抹茶生産の推進を図る。
 地域団体商標は地域名と商品名を組み合わせた商標登録制度。地域ブランドを保護することで、競争力強化と地域経済の活性化を支援する目的がある。

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