ウクライナ平和へ額絵制作 布絵本作家の森下さん、協力呼び掛け

 浜松市東区の布絵本作家で、市戦災遺族会副会長の森下結城子さんが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻終結を願い、中区の服地専門店「バラエティハウス」でフェルトの額絵制作に取り組んでいる。来店者にも参加してもらい、平和への祈りを込める。

制作中の額絵を紹介する森下さん=浜松市中区の「バラエティハウス」
制作中の額絵を紹介する森下さん=浜松市中区の「バラエティハウス」

 額絵は縦約1メートル、横約1・6メートル。青空とウクライナカラーをイメージしたという青い布をベースに、フェルトで作った人々の笑顔、両国ゆかりのヒマワリやカモミールの花が彩る。作業は誰でも参加でき、来店者も縫いつけに協力する。完成後は額装し、浜松復興記念館で展示する予定。
 「戦争の悲惨さを自分たちが語り継がなければ」と森下さんは、過去には浜松大空襲などをテーマに布絵本を制作した。市民に向けて「平和の大切さを感じてほしい」と改めて呼び掛ける。
 作品は月内の完成を目指し、制作協力者を募集中。バラエティハウスの営業は午前10時~午後6時、日曜祝日は休み(第1日曜のみ午後5時まで)。

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