オリ・パラのレガシーつなげ 静岡県の事業始動 焼津の児童、投球のこつ学ぶ

 静岡県内のスポーツチームや県ゆかりのオリンピック・パラリンピック出場選手が小中学校を訪ねる県の「オリンピック・パラリンピック教育レガシー推進事業」が6日、始まった。初日は静甲ソフトボール部のコーチらが焼津市田尻の和田小で、5年の児童にボールの投げ方を指導した。

静甲ソフトボール部員に投げ方について指導を受ける児童=焼津市田尻の和田小
静甲ソフトボール部員に投げ方について指導を受ける児童=焼津市田尻の和田小

 訪問したのは山崎奈美佳コーチ、清水琴乃コーチ、山崎菜々マネジャーの3人。児童はペットボトルで作った輪っか、大きなサイズのバドミントンのシャトルを使って、投球動作の基本を学んだ。山崎コーチは、肘を上げることや足をしっかり踏み込むことなど遠くへ投げるためのこつを解説した。最後に、一人ずつ的に向かってボールを投げて、学んだことを実践した。
 同事業は県が独自に取り組むレガシー(遺産)継承事業の一環。県教委健康体育課によると、来年2月まで県内の小中95校にサッカーやバレーボールなど11チームの選手、東京五輪ソフトボール日本代表の渥美万奈さんら県内ゆかりのオリンピアン、パラリンピアン20人が訪問する予定。競技の体験を通じて、児童生徒の体力向上を図る狙い。

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