【プロ野球キャンプ】阪神・梅野 適時打で“復帰祝い”

 「ほっとしている」との言葉に実感がこもった。阪神の梅野が17日、沖縄・宜野座キャンプでの楽天との練習試合で先発マスクをかぶった。対外試合は、死球で左尺骨を折った昨年8月13日以来。適時打も放ち、「全てにおいてきょうはいい経験になった」と手応えを口にした。

楽天との練習試合で適時打を放つ阪神・梅野=宜野座
楽天との練習試合で適時打を放つ阪神・梅野=宜野座

 四回に1死満塁の好機で打席へ。弓削の速球にバットを折られながらもしぶとく右前へ運んだ。捕手としては青柳、伊藤将、門別をリード。特に2年目の門別とは積極的にコミュニケーションを取り、速球主体で良さを引き出した。
 戦列を離れていた昨季終盤、快進撃に沸いたチームで定位置を坂本に奪われる格好となった。この日は近本や大山ら、日本一を勝ち取った主力が並んだオーダーの中で存在感を発揮。正捕手返り咲きへ「全員がそういうつもりで練習している。自分だけじゃない」と気を引き締めた。

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