【2025年静岡県アニメ関連ニュースTOP10】最も読まれたのは?「やっぱり強い東部のあの作品」静岡新聞SBSの関連記事を独自集計でランキング



2025年も静岡県は、多彩なアニメコンテンツとのコラボレーションにより、大きな盛り上がりを見せました。『ゆるキャン△』は、今年も県とのコラボによるスタンプラリーが開催され、多くのファンが県内を巡りましたし、『ラブライブ!サンシャイン!!』は、作中に登場するアイドルグループ「Aqours」が結成10周年という大きな節目を迎えるなか、地元企業や地域との連携イベントやコラボ等が引き続き展開されています。

これらのコンテンツに加え、2025年は合併20周年を迎えた浜松市が『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のモデル地となった天竜二俣駅を擁することから「シン・ハママツ計画2025」を展開。作中描写や周辺情報から静岡が舞台の一つと目されている『僕のヒーローアカデミア』と、静鉄グループによるコラボ第2弾が実現するなど、大型企画が相次いだ一年となりました。

アニメ専用Xアカウントで読まれた記事を独自集計でランキング

SBSテレビのアニメ専用番宣アカウント

SBSテレビでは、アニメ編成に注力する放送局として、地方局では珍しいアニメ番宣専用のXアカウント「SBS深夜編成」を運用しており、静岡新聞、SBSテレビ、SBSラジオ、アットエス等の静岡新聞SBSの保有するメディアで発信しているアニメやゲーム・漫画等に関連する記事を紹介しています。今回、このXアカウントで紹介した記事の中から、2025年にリンクのクリック数が多かった順にランキングを作成しました。

本ランキングは、あくまでこのXアカウントからの流入数に基づいた独自の集計です。フォロワー層の影響も受けますし、投稿のタイミング等によっても数値は大きく変動するため、記事そのもののPV数と必ずしも一致するものではありませんが、アニメ等のファンが、どのようなトピックスに強く反応しているのかという、興味・関心の傾向は十分に掴めるものと思います。それでは、第5位から発表します。

【第5位】「月よみ山路」求めるファンであげつち商店街賑わう

すぐに完売となった『ラブライブ!サンシャイン!!』バージョンの「月よみ山路」

第5位は静岡県沼津市が舞台の『ラブライブ!サンシャイン!!』に関する記事でした。作品とのコラボを現在も頻繁に行っている「沼津あげつち商店街」で、「Aqours」のメンバーがあしらわれた特別デザインの栗むし羊羹「月よみ山路」が発売されたというニュースです。

この羊羹を製造したのは、地元沼津市周辺ではなく、石川県小松市に本店を構える和菓子店「松葉屋」。同じラブライブ!シリーズの『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』は、石川県金沢市を舞台としており、それぞれ『ラブライブ!』シリーズとコラボしている縁から、松葉屋と沼津あげつち商店街の間で交流が生まれ誕生したのが、この特別な商品でした。

関連記事はこちら>>>石川県の銘菓が沼津土産に!?『ラブライブ!』つながりで地域を超えた異色のコラボが実現 「月よみ山路」求めるファンであげつち商店街賑わう(アットエス2025年2月10日掲載)

【第4位】『ラブライブ!サンシャイン!!』キャラを水筒に 沼津市が限定販売

水筒にあしらわれているマンホール蓋(2018年5月設置翌日に撮影)

第4位にランクインしたのも『ラブライブ!サンシャイン!!』。沼津市水道部が6月の「水道週間」に合わせて企画した、オリジナルのコラボ水筒の発売に関するニュースです。沼津市では2018年から、キャラクターが描かれたオリジナルデザインのマンホールを市内に設置しており、ファンの間ではおなじみの存在となっていますが、水筒にはそのマンホールの絵柄があしらわれました。

なお、この水筒(1980円)は、180本限定で事前予約制で販売されましたが、受付開始からわずか数分で完売しています。沼津市はこの反響を受けてか、同水筒の色違いバージョンをふるさと納税の返礼品としてラインナップすることを12月15日に発表しました。こちらに関する静岡新聞の記事もランキング外(18位)ながら高い注目を集めました。

関連記事はこちら>>>『ラブライブ!サンシャイン!!』キャラを水筒に 沼津市が限定販売 マンホールの図柄描く(静岡新聞2025年5月17日掲載)

【第3位】源頼朝&曽我兄弟がキャラ化 富士市でスタンプラリー

「富士川の戦い」の当時、富士川は現在より東側を流れていたとされる

第3位にランクインしたのは、富士市が7月28日から開始したデジタルスタンプラリー「富嶽綺譚 頼朝&曽我兄弟と巡るデジタル史跡ラリー」に関する静岡新聞の記事です。富士市は、地域の歴史や伝承に若い世代にも関心を持ってもらおうと、源頼朝、曽我十郎祐成、曽我五郎という地域ゆかりの3人をオリジナルキャラクター化。そのキャラクターデザインを、オンラインゲーム『刀剣乱舞ONLINE』で人気キャラクターを担当するイラストレーター・シラノ氏が手がけたことで、大きな話題となりました。

シラノ氏が手がけた鶯丸、髭切、膝丸といった『刀剣乱舞』のキャラクターは、ファンの間で“シラノ刀”と呼ばれ、絶大な人気を誇っています。 今回の企画自体は『刀剣乱舞』との直接関係はありませんが、シラノ氏がキャラクターデザインを手がけたということで、同作のファンを中心に関心を集めたものと思われます。

関連記事はこちら>>>源頼朝&曽我兄弟がキャラ化 スタンプラリー 史跡巡りグッズをゲット 富士市、28日から 若い世代へ「歴史を身近に」(静岡新聞2025年7月11日掲載)

【第2位】声優9人が語る10年の軌跡「Aqoursドキュメンタリー映画」

7月に沼津リバーサイドホテルで開催されたイベントには映画のポスターが掲示されていた

第2位は、9月に公開された『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループ「Aqours」に密着したドキュメンタリー映画、『Aqours Documentary』についての記事です。「Aqours」は6月に、メンバー9人全員が揃っての最後のワンマンライブを行いましたが、映画はその結成から10年間の軌跡と、ライブまでのラスト3か月間に密着したものでした。

記事の執筆を担当したのは、かつてアニメ1期・2期や劇場版の公開で沼津が大きな賑わいを見せていた時期に、実際に現地の記者として最前線で取材を続けてきた橋爪記者です。沼津の熱狂を肌で知る記者が、10年の物語を締めくくる富樫渉監督に迫ったことで、単なる映画紹介にとどまらない、奥行きのある内容となっています。

関連記事はこちら>>>『ラブライブ!サンシャイン!!』声優9人が語る、10年の軌跡【Aqoursドキュメンタリー映画】(静岡新聞2025年9月30日掲載)

【第1位】津島善子の誕生日、地域ぐるみでお祝い

誕生祭で提供された沼津リバーサイドホテルの特製コース料理

第1位に輝いたのも『ラブライブ!サンシャイン!!』に関する記事でした。記事が掲載された7月13日は、Aqoursのメンバーであるヨハネこと津島善子の誕生日です。彼女が作中で居住しているエリアの「沼津あげつち商店街」では、毎年この日にあわせて「あげつち商店街×ラブライブ!サンシャイン!! ヨハネ誕生祭」を開催されており、本記事はその模様を取り上げたものです。

特筆すべきは、イベントがまだ開催中だった17時半前に記事がアップされ、告知ポストを行ったというスピード感です。津島善子役の小林愛香さんと渡辺曜役の斉藤朱夏さんのキャスト2名がサプライズ登場したことも重なり、当該ポストは1,100以上のリポスト、12万を超えるインプレッションを記録するなど、圧倒的な反響を呼びました。

結果として、TOP5のうち4つを『ラブライブ!サンシャイン!!』関連の記事が占める形となりました。なお、6位以下のランキングは下記の通りです。

関連記事はこちら>>>ラブライブ!津島善子の誕生日、地域ぐるみでお祝い 沼津のホテル 声優小林愛香さん、斉藤朱夏さんサプライズ登場(静岡新聞2025年7月13日掲載)

TOP10にランクインしたのは!?



ご覧の通り、TOP10のうち6本を『ラブライブ!サンシャイン!!』関連の記事が占める結果となりました。さらに10位の記事も同作に触れた内容であるほか、今回は自社メディア以外の掲載(YouTube)のため除外しましたが、本来5位に相当したのは、作品ファンにはおなじみで作品とのコラボを地元で牽引する存在である「つじ写真館」にSBSテレビが密着した番組(YouTube「SBSnews6」2025年3月3日掲載)でした。

アニメ第1期の放送開始から9年が経過し、作中に登場するアイドルグループ「Aqours」も結成10周年を迎えましたが、長きにわたり地域に愛され多種多様なコラボレーションやイベントが行われてきたなかで、2025年は最後となるワンマンライブが開催されるなど大きな節目となりました。むしろここ数年以上に活発な動きがあった年であったとも言え、そうした背景がこれほどまでに上位を独占するにいたった理由かもしれません。

​扱われた本数や反響も含め『ラブライブ!サンシャイン!!』一強といえる1年でしたが、『アイドルマスター SideM』や著名イラストレーターを起用した施策もランクインしており、静岡県のコンテンツ活用が多角化している証左ともいえます。 2026年は熱海市を舞台とした『綺麗にしてもらえますか。』や、静岡市が舞台の『レプリカだって、恋をする。』のアニメ放送も予定されており、引き続き静岡が熱い視線を浴びる1年となりそうです。
 

第10〜6位の作品の関連記事

・【第6位】静岡県内の11月の倒産は18件 『ラブライブ!サンシャイン!!』の“聖地”沼津バーガーの運営会社が破綻 県内では4か月ぶりの大型倒産(SBS2025年12月9日掲載)

・【第7位】J3アスルクラロ沼津、金沢に3-1で勝利しJリーグ通算100勝を達成!ラブライブ!サンシャイン!!声優も登場(アットエス2025年6月8日掲載)

・【第8位】『ゆるキャン△』の聖地が復活!? 浜松・細江の奥浜名湖公園展望台、静岡県が再建へ(静岡新聞2025年7月9日掲載)

・【第9位】『アイドルマスター SideM』オリジナル切手作成 袋井市と日本郵便コラボ 11月に限定1500枚販売(静岡新聞2025年10月22日掲載)

・【第10位】静岡県が県内舞台モデル作品を取りまとめた“アニメ聖地マップ”を制作へ 『ゆるキャン△』『ラブライブ!』『エヴァ』『ヒロアカ』など複数作品を収載想定(アットエス2025年6月2日掲載)

(文・写真:天野大輔)

静岡新聞SBS有志による、”完全個人発信型コンテンツ”。既存の新聞・テレビ・ラジオでは報道しないネタから、偏愛する◯◯の話まで、ノンジャンルで取り上げます。読んでおくと、いつか何かの役に立つ……かも、しれません。お暇つぶしにどうぞ!

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