まさか1人だけ!? 激しい吐き気と腹痛
まだまだ暑い日が続くこの時期、食中毒に注意が必要です。数年前、筆者が乳幼児2人を連れて、鮮魚を目当てに海辺の民宿に泊まった時のこと。
女将さんは「お母さん、子どもさんの世話が大変でしょう。ここに置いておくから、ゆっくり食べてね」と言って、山盛りの地魚を、部屋の机に置いてくれました。
それから2時間近く経ったでしょうか。夫とおしゃべりをしながら、子どもたちにご飯を食べさせながら、ゆっくり食べました。
未明になり、家族4人の中で私だけが突然、激しい吐き気と腹痛に襲われたのです。上からも下からも…まさに「のたうち回る」ような苦しさでした。
翌朝、なんとか自力で歩けるくらいには回復しましたが、観光はやめて帰宅しました。
そうです…食中毒は、思わぬ時に、突然やってくるのです。
特に夏場は、気温と湿度が上昇し、細菌が繁殖しやすい環境になります。
万が一に備え、食中毒の基本的な症状や原因を知っておくことは、自分と家族を守るために重要です。
※以下は、気になる症状と病気について気軽に調べることができる検索サイト「ユビー 病気のQ&A」を基に作成しました。





「突然くる…食中毒 症状は?」6つのポイント
1. 食中毒とは:食べ物に含まれた細菌やウイルス、毒素などが体内に入ることで発症する2. 中でも夏場に多いのは:細菌性腸炎 夏場は菌が繁殖しやすいから
3. 細菌性腸炎の特徴:大腸の炎症を起こしやすい/粘り気のある便や血便
ウイルス性腸炎は:主に小腸の炎症/水のような下痢、嘔吐
4. 細菌性腸炎の主な症状:初期症状がない(突然発症)/潜伏期間は数時間〜数日間/嘔吐→腹痛→下痢の順番が多い/細菌性は発熱や血便も起きやすい
5. 推定される原因菌:カンピロバクター(加熱不十分な鶏肉)/サルモネラ(卵・乳製品)/大腸菌(加熱不十分な牛肉)/黄色ブドウ球菌(おにぎり・弁当)/腸炎ビブリオ(魚介類)・・・※主な例。当てはまらないこともある
6. 食中毒になったら:基本的に自然回復を待つ/抗菌薬や入院治療が必要なことも・・・※食中毒と同様の症状で、他の病気の可能性もある
◾️出典元:細菌性腸炎(食中毒) ユビー病気のQ&A