2月21日朝早く、静岡県富士市の障害者施設で火事があり、入居者の男性2人が死亡しました。当時、施設にいた7人の入居者全員が出火した2階にいたということです。
<東部総局 青島悠記者>
「火災のあった富士市の現場に来ています。外からは建物の2階が黒く焼け焦げた跡がはっきりと見えます」
2月21日午前5時頃、富士市大淵の障害者グループホーム「富士ばらホーム」で「2階の畳から火が出た。入居者全員まだ避難できていない」と施設の入居者から消防に通報がありました。
施設には当時7人の入居者がいて、3人が病院に運ばれました。このうち50歳の男性と67歳の男性の死亡が確認されました。60歳の男性が足にやけどし、火は駆け付けた消防により約1時間後に消し止められました。
<近所の人>
「消防車が何台も来ていて、救急車も数台走っている感じだった。すごく焦げ臭かった」
建物は2階建てで、警察や消防によりますと出火した2階には9部屋がありました。入居者は全員が2階に住み、1人1部屋ずつ割り振られていて、火災発生時も全員が2階にいたということです。
建物には消火設備として自動火災報知器、消火器、避難のための誘導灯が設置されていたということです。
警察と消防は火の出た原因などを調べています。