幸運の鳥“シロフクロウ”を見るために日本平動物園へ
「幸運の鳥」と呼ばれるフクロウ。目と耳が良いことから、ご縁を見逃さないと言われています。また、首がよく回転し「借金で首が回らなくなることがない」と考えられ「商売繁盛」の象徴でもあります。
フクロウの中でも、縁起が良いと言われるシロフクロウ。古来より、白い動物は神の使いとして崇められてきました。そんな縁起が良いシロフクロウを、なんと日本平動物園(静岡市駿河区)で見られるんです!
シロフクロウは映画『ハリー・ポッター』に登場し、一躍有名になりました
飼育されているのは、雄のハリーと雌のアナ。シロフクロウの雄は全身の羽毛が白く、雌は黒褐色の斑点があるためハリーとアナの見分けは簡単です。飼育員の藤森圭太郎リカルドさんによると雄のハリーは「神経質な性格」、雌のアナは「落ち着きがあり、強い性格」だそう。
思わず見入ってしまうのが黄色と黒の瞳。フクロウの眼球は固定されているため視界が狭く、首を270度回転させ視野を広げています。ずっと観察していると、雄のハリーは瞳が見えないほど目を細めることも。モフモフした羽に包まれたシロフクロウは雪だるまのように見える瞬間もあり、その姿はとても愛らしいです。
2023年6月、ハリーとアナの間に赤ちゃんが誕生しました。雄は成長とともに全身の羽毛が白くなります。雛は他園へ出園しました(日本平動物園提供写真※写真は2023年時に撮影)
飼育担当の藤森さん
<DATA>■静岡市立日本平動物園
住所:静岡市駿河区池田1767-6
開園時間:9:00~16:30(入園は16時まで)
休園日:毎週月曜(祝日、振替休日のときは翌平日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:一般(高校生以上)620円
小・中学生150円(未就学児、静岡市内の小中学生、70歳以上の方は無料)※年齢・住所の証明書の提示が必要。証明書の詳細はホームページをご確認ください。
問合先:054-262-3251
【由比・本光寺】1カ所で七福神巡りができる!駿河湾が望めるお寺
本光寺境内に建つ東海七福神殿
本光寺は1331年に開かれた日蓮宗の寺。昔からあえて境内に池を作らず、境内から一望できる駿河湾を寺の池に見立てているそうです。七福神を拝観した後は、ゆっくり海を眺めるのもおすすめです。<DATA>
■本光寺 東海七福神殿
住所:静岡市清水区由比617
拝観料:無料※予約不要
境内にある宝物館も自由に見学できます。現在、蒲原在住の山下昭画伯の絵画を展示中です。
問合先:054-376-0088
節分の日に飲みたい「大福茶」
無病息災を願って正月や節分に飲む「大福茶」。詳細を知りたいと思ったシミ毎記者は、県の茶業振興に長年携わっていた方に話を聞いてみることにしました。しかし「私では全く歯が立たないので、煎茶道を嗜む方に聞いてみます」との返事。
後日、その方が調べてくれた話によると、大福茶の歴史は平安時代まで遡り、諸説ありますが、疫病が流行した時、空也上人が梅干しと昆布を入れた茶を病人に振る舞い、疫病が治ったそうです。村上天皇が正月にこの茶を服すようになったのが起源と言われます。茶道では「大福茶点前」があり、流派によって変わってくるそうです。
歴史が分かったので今度は家での大福茶の淹れ方を調べることに。清水駅前銀座商店街の「中澤園茶舗」の店主・中澤利雄さんを訪ねてみました。「関西の風習で地域や家によって茶葉の種類や中に入れる食材はいろいろ。堅苦しく考えず作ってみてください」と快く大福茶のレシピを教えてくれました。みなさんも今年の節分は、大福茶で縁起を担いでみては。
<大福茶レシピ>
材料:緑茶、結び昆布(または刻み昆布)、梅干し
1. 湯呑みに昆布と梅干しを入れる
2. 急須に茶葉と湯を入れる
3. 湯呑みに茶を注ぐ







































































