ボディビル男子ワールドカップで、静岡県富士市で働く男性が世界チャンピオンに輝きました。チャンピオンは、市民の生命財産を守る消防士です。
<原田吉史さん>
「優勝して報告できることになり、自分もうれしく思っています」
1月16日夕方、富士市役所で小長井義正市長に喜びを報告したのは、原田吉史さん(38)です。ボディビルの大会「IFBB男子ワールドカップ」の上半身を評価するカテゴリーで世界チャンピオンになりました。
実は原田さん、富士市中央消防署臨港分署で働く消防士で、消防車の運転手として現場にかけつけ、市民の安全を守っています。
50か国から500人が参加する世界大会。今回、原田さんが出場したのは上半身を評価する「メンズフィジーク」というカテゴリーです。原田さんは「179センチ以下級」で優勝、さらにチャンピオン同士で争う「オーバーオール」という中でもトップに立ち、世界チャンピオンとなりました。
上半身の逆三角形の美しさや腹筋の左右対称の割れ具合、髪形や表情などの全体の印象が評価されたということです。
<原田さん>
「災害現場だけでなく、普段の市民の方と接する時も、安心感や信頼感が得られるような職員になりたいと思っている」