静岡県内の政財界のトップが顔を合わせ、新年の抱負を語る「新春祝賀会」が静岡市内で開かれました。2025年の「静岡の経済」を企業のトップたちはどう見ているのか聞きました。
1月6日の夕方、静岡新聞・SBSが開いた「新春祝賀会」には政治や行政、経済、スポーツなどの分野から約170人が参加しました。円安や物価高が私たちの生活に影響するなか、県内の経済は2025年、どう動くのか。
経済界のトップに聞きました。
<静岡銀行 八木稔頭取>
Q.2025年の展望は?
「競争ではなく共創。共に創る。他の業界も一緒になって手を携えて地域をつくることがキーワードになると思う。気持ちとしては景気拡大。まだ不確定要素があって、トランプ政権の政策がどうなるか、中国経済の減速がどの程度なのか、物価高、人手不足の対応がどうなるのか」
<時之栖 庄司政史社長>
Q.2025年の展望は?
「地域力が日本全国どこも問われていると思う。自治体も地域も民間も皆で盛り上げていく、そこに差が出てくる。消費がどうなるのか、慎重になっている面も感じる。もっと消費していただけるように色々な施策を打っていくことも大事だが、人手不足や外国人材の投入。全体的にはインバウンドのみならず、国内の方にどれだけ来ていただけるか、どう迎えられるのか、地域をあげて取り組むことが大事」
<静岡伊勢丹 秋野孝三社長>
Q.2025年の展望は?
「自律と協働です。物事を動かす時は一人ひとりが個人として自律して、しっかりしないといけないのが基本にある。それと大きな事を成し遂げるには一人や一つの企業でやれることには限りがある。皆で協力し合って助け合って大きな事を成し遂げるのが大事」
Q.2025年の初売りは?
「非常に立ち上がりが良かった。1月2日に初売りを迎え、朝早くからたくさんのお客様にお並びいただいた。1日の締めでも前年に対し10%ぐらい伸びて立ち上がりの感触は非常に良い。コロナ禍の厳しいところから色々仕込み始めて、ようやく花咲く2025年になれるかなと期待しているし、期待してほしい」