静岡県の特別職報酬等審議会は、知事や副知事らの給与について、2025年4月から引き上げる案を全会一致で決定しました。12月議会で可決されれば、2015年4月以来、9年ぶりの改定となります。
11月12日に静岡県庁で行われた審議会では、委員から「知事の給与水準は全国的に高いレベルではない」「民間も賃上げしているので、県民にも理解してもらえるのではないか」などの意見が出たことから、特別職の給与を引き上げることで合意しました。
改定率は、一般職の給与の累積較差率(民間給与と職員給与の差)が3.69%であることから、これに合わせました。改定されれば、月額の給与は以下の通りになります。
【知事】130万1,000円→134万9,000円(4万8,000円増)
【副知事】106万3,000円→110万2,000円(3万9,000円増)
【県議会議長】102万3,000円→106万1,000円(3万8,000円増)
【県議会副議長】90万4,000円→93万7,000円(3万3,000円増)
【県議会議員】83万4,000円→86万5,000円(3万1,000円増)
【教育長】82万4,000円→85万4,000円(3万円増)
【人事委員会など】74万5,000円→77万2,000円(2万7,000円増)
(※1,000円未満四捨五入)
審議会は、11月19日に知事宛てに答申し、県は12月議会で条例改正案を提出する方針です。可決されれば、2015年4月以来、9年ぶりの改定となります。
また、ボーナスについては、これまで通り国の特別職の支給月数に合わせ改定することで一致しました。退職手当については、現状維持としています。