浜岡原発 原子力規制委が中部電力策定の『基準津波』おおむね了承 中電は追加対策検討へ

中部電力が再稼働を目指す静岡県御前崎市の浜岡原発3、4号機をめぐり、中電が策定した想定できる最大規模の津波=「基準津波」について、原子力規制委員会は10月11日、「妥当な検討がなされた」とおおむね了承しました。

<原子力規制委員会 山岡耕春委員>
「基準津波の策定については妥当の検討がなされたと評価したい」

原子力規制委員会は10月11日、浜岡原発3号機と4号機の再稼働に向けた審査会合を開き、到達する津波の高さを最大で25.2メートルとする中部電力の想定をおおむね了承しました。

「基準津波」とは津波対策の目安になるもので、新規制基準適合性審査の重要な審査項目の一つとなっています。

<中部電力原子力本部 天野智之 原子力土建部長>
「浜岡の最大の論点であった『基準津波』が本日確定しまして、2023年9月に『基準地震動』が確定していますのでこれでプラント班の審査の方に進めていけるというふうに考えている」

中部電力は今後、防潮堤のかさ上げなども含め、追加対策を検討していきたいとしています。

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