石破新内閣が10月1日夜に発足し、会見でリニア問題については「推進の姿勢」を強調しました。一方、初入閣の城内大臣は「自由で開かれた国際秩序を強化していく」と抱負を語りました。

1日の夜、誕生した石破内閣。静岡7区選出の城内実衆議院議員も経済安全保障大臣として石破新政権を支えることになります。会見で石破総理は、長期化するリニア問題について見解を述べました。

<石破茂総理(昨夜)>
「静岡工区の早期着工も含めリニア中央新幹線の早期開業に向けた環境整備を行ってまいります」
岸田政権と同じく「リニア推進」の立場を継承する構えです。

<石破茂総理(昨夜)>
「リニアが通る地域だけがよくなればいいということではない経済効果も見据えたリニアの早期開業を実現してまいりたい」
水問題で揺れる大井川流域、静岡県島田市の染谷市長は、10月2日の会見で次のように語りました。

<島田市 染谷絹代市長>
「岸田政権が進めてきた方針を踏襲していくことで理解しましたし、引き続き大井川の水資源、それから自然環境の保全に向けて、我々はしっかりと国と連携していきたいと思っております」」

<高市早苗前大臣>
「おめでとうございます」「握手しましょうか」
高市前大臣を前に少し緊張した面持ちの城内経済安全保障大臣。就任会見では大臣としての意気込みを語りました。

<城内実経済安保大臣>
「内閣府特命担当大臣を拝命いたしました城内実でございます。今後ともみなさまよろしくお願いします」
「自由で開かれた国際秩序を維持、強化するとともに経済安全保障を確保することはわが国の平和と安全、繁栄を含む国益を守る上で重要」

一方、外務省では、上川陽子前外相が後任の岩屋大臣に託しました。
<上川陽子前外務大臣>
「6月13日から1年有余年にわたりましてみなさんとともに外交の最前線でご一緒させていただいたこと、思い出すと懐かしく思うぐらい大変密度の濃い時間を過ごしました」
新旧大臣の引き継ぎを終え、石破内閣は本格的に始動しました。

