リニアのトンネル工事をめぐるボーリング調査について静岡県が容認したことを受け、JR東海の丹羽社長は地域の懸念解消に寄与すると期待感を示しました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「大変重要なボーリングでありますので慎重に進めてまいりたいと思っております」

リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐり、JR東海は山梨県側から静岡県側に向かって地質や地下水を調べるボーリング調査を行っています。
静岡県内の調査について、川勝平太前静岡県知事は、県境から300メートル以内の実施を認めてきませんでしたが、鈴木康友知事は9月17日、大井川流域から合意が得られたとして県内調査を認めました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「山の中の状況、地質がどうなっているのか、水の状況はどうなっているのか、ボーリング調査で分かってくる部分もございます。より地域の方々のご懸念の解消に寄与するのではないか」

山梨から静岡側に進められていたボーリング調査は9月19日、県境から300メートル以内に入ったということです。