「県のためになるような条例を」“日本一厳しい”静岡県盛土規制条例改正へ 国の法律と重複部分削除を静岡県議会特別委が提言

2021年に発生した熱海土石流災害を教訓に施行された“日本一厳しい”とされる静岡県の盛土規制条例について、静岡県議会の特別委員会は条例を改正をすることで一致しました。国の盛土規制法との重複部分を削除する形で、2024年9月議会で県に提言する方針です。

9月6日に開かれた5回目の特別委員会では、条例のあり方について委員が意見を交わしました。

熱海土石流災害を教訓に施行された静岡県独自の条例をめぐっては、審査などの強化で工事の遅れや経済的負担を懸念する声が上がり、国の盛土規制法が施行されたことで「二重規制になる」という指摘もあります。

<特別委員会 杉山盛雄委員長>
「盛土規制法との重複部分は削除し、生活環境の保全に関する規定は残す形での条例改正とすることで意見が一致した」

特別委員会では、専門家への聞き取りや県外視察などの調査をふまえ、盛土規制法との二重規制となる部分は外し、条例を改正することで意見が一致しました。

<特別委員会 杉山盛雄委員長>
「委員会でさらにいろんな議論を重ねながら、静岡県のためになるような条例を作っていきたいと、見直していきたいというふうに思っている」

特別委員会は、静岡県への提言内容について最終的な意見集約を経て、9月議会で報告する方針です。

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