2024年8月30日の記録的な大雨で土砂崩れが起きた静岡県熱海市の県道で、復旧作業が行われています。現場のすぐ下には土砂が流れ込んだ火葬場がありますが、復旧のめどは立っていません。

土砂崩れが起きたのは静岡県熱海市の笹尻交差点から熱海峠を通る県道で、約200メートルの区間にわたって土砂が流れ込みました。
熱海土木事務所によりますと、9月2日から倒木などの撤去が始まり、9月5日からは重機を使って道路にたまった土砂を取り除いています。

ガードレールなども流されていて県道は、開通の目途が立っていません。現場のすぐ下には同じく土砂が流れ込んだ火葬場があります。
この付近は「土砂災害警戒区域」に指定されていませんでしたが、熱海市では8月30日、24時間の降水量が374.5ミリと観測史上最大を記録していました。

県は、崩落した法面や道路の修復について、熱海市と協議しながら調査を進めるとしています。