
「笑顔になってもらえればそれで十分」8月29日『焼き肉の日』に老舗肉屋が新たな一歩 資材高騰に負けじと奮闘【静岡市】

8月29日は、ごろ合わせで「焼き肉の日」。70年以上続く静岡市の精肉店がリニューアルオープンしました。資材などの高騰に苦しむなか、客の笑顔のために努力を続けます。
静岡市葵区に8月29日にオープンした「サイトウ・ビアンデ」です。創業73年の老舗「斉藤精肉店」が店舗の場所を移してリニューアルしました。
<買い物客>
「ローストビーフとメンチカツを買いました」
オーナーの齊藤卓久さんは光熱費や資材などの高騰に日々向き合っています。ロシアとウクライナが戦争を始めて以降、トレーなどの資材の仕入れ価格が2倍ほどに上がってしまったといいます。
<サイトウ・ビアンデ 齊藤卓久さん>
「燃料関係も高かったので。電気代やガス代とかその辺もじわじわと」
牛を1頭丸ごと仕入れる「1頭買い」など、努力と工夫を重ねています。おいしい肉を楽しんでほしいと、価格を上げることは考えていません。
<サイトウ・ビアンデ 齊藤卓久さん>
「おいしいって笑顔になっていただければそれで十分」
小売業界を取り巻く過酷な状況が続くなか、踏み出した一歩。客の笑顔を原動力に地域を盛り上げます。
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