「先人たちの犠牲の上に成り立つ」終戦の日 戦争のない平和な世界を願う 静岡市で追悼式典【戦後79年】

8月15日は終戦の日です。静岡市では、戦没者を追悼する式典が開かれ、遺族らが戦争のない平和な世界を願いました。

静岡市で開かれた式典では、戦没者のひ孫にあたる小中学生4人が祭壇に灯と花を供えました。

<静岡市 難波喬司市長>
「私たちが今、享受している平和と繁栄は、この尊い命を捧げられた先人たちの重い犠牲の上に成り立っていることを、ひと時も忘れてはなりません」

静岡市の戦没者は約1万6000人で、空襲などで亡くなった人は、旧静岡市で1813人、旧清水市で351人とされています。

<遺族代表 野田成子さん(79)>
「私は昭和19年11月に生まれ、父は昭和20年5月に戦死しましたので、会うことは叶いませんでした。28歳でした」

79年の月日が経ち、戦争体験者は年々減少しています。

<遺族代表 野田成子さん(79)>
「遺族会の活動もやらせてもらっているんですけれども、だんだん年月とともに高齢者になって亡くなる方も多いので、何とか継続していかなくてはいけない」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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