LIFEライフ

静岡新聞教育文化部

【白石和彌監督「碁盤斬り」】草彅剛さんの殺気あふれる「目力」

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区のシネシティザート、浜松市中央区のTOHOシネマズ浜松、沼津市のシネマサンシャインららぽーと沼津ほかで、5月17日から上映中の白石和彌監督「碁盤斬り」。
古典落語が原作の、白石監督初の時代劇。冤罪事件に巻き込まれる清廉な武士柳田格之進を演じる草彅剛さんの、四方八方に殺気が飛び散る「目力」が凄まじい。冒頭、草彅さんが吉原「半蔵松葉」の大女将役の小泉今日子さんに囲碁の戦術「石の下」を手ほどきする場面が。1980~90年代のトップアイドル2人が碁盤を囲む日が来るとは。井山裕太王座、藤沢里菜女流本因坊も出演。本作をきっかけに囲碁に目覚める人もいるだろう。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

RANKING