LIFEライフ

SBSラジオ FooTALK!

藤枝MYFCがいよいよプレーオフ出場権を射程圏内に!4連勝を支えたキーマンは…

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」で、静岡新聞の藤枝MYFC担当、寺田拓馬記者がチーム状況を報告しました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん。(2024年5月14日放送)

鬼頭:藤枝MYFCが5月12日、J2初の4連勝を懸けてブラウブリッツ秋田と対戦しました。前半は秋田のペースで試合が進み、0対0で折り返しました。前半はどんな印象でしたか。

寺田:前半は完全に秋田がボールを握って、長いボールを入れてきたり、ロングスローもあったりしてシュート8本を打たれました。ただ、選手たちに聞くと、「自分たちがやられる気はしなかった」と。相手にボールを持たせながら守ることができていました。

ヒデ:僕はね、完全に人数をかけてるなと思ってみていました。藤枝はペナルティーエリア内にしっかり人数いるんですよね。全員攻撃、全員守備が徹底してるなと。

寺田:そうですね。シュートコースにちゃんと入っているので、相手のシュートも外れたり、正面を突いたり。

「何かやってくれるんじゃないか」という期待感

鬼頭:前半は失点0に抑えて、後半は徐々に藤枝ペースになりました。藤枝の決勝点はアディショナルタイム1分。中川風希選手がゴールを決めました。

ヒデ:0−0のまま終わるのかなという雰囲気でしたが、現場ではどうだったんですか。

寺田:その前のホームゲームでアディショナルタイムに決勝点を取って勝っているので、「何かやってくれるんじゃないか」っていう雰囲気はありましたね。

ヒデ:本当に最後も人数をかけてましたもんね。あそこまで、よう走ったなと思いましたよ。

鬼頭:藤枝はこれで4連勝!では、決勝ゴールを決めた中川選手のインタビューを聞いてください。

<中川風希選手の話>
「秋田の守備は堅いので、うまく崩すのは難しいと思っていたので、こぼれ球やシュートを打てるようなポジションっていうのは意識していました。攻撃のベクトルを前に前に向けて、練習の時から縦パスや走る回数はチームとして意識して増やしているので、それが結果につながってるのかなと思います」

4連勝の要因は

ヒデ:藤枝は心配な時期もありましたが、何がどうなってここまでいい方向に転がってるんでしょう。

寺田:一つは須藤監督が軌道修正を図ったことですね。「圧倒的に攻めるんだ」「超攻撃的スタイルを」と言っていましたが、まず守備も整えて、ミドルブロックを敷いた。後半に体力を温存しておくようにして、後半勝負に持っていけるようになってきました。相手の裏を突くパス、背後へのランニングを増やして、攻撃の幅も広がりました。

ヒデ:得点につなげるために、まずはしっかり守っていこうよっていうことですよね。特にキーマンを挙げるとしたら。

寺田:アンデルソン選手。彼が復帰してから勝ち続けてるんですよね。やっぱりこれは大きいですね。アンデルソン選手のパフォーマンスもあるんですが、矢村健選手と相性がいいんですよね。復帰して、お互いが生きてるっていうところがあって、このコンビでかなり点が取れてます。

ともに190センチの外国人コンビに期待

鬼頭:今季加入の外国人選手、ウエンデル選手とカルリーニョス選手も戦力となっています。ともに190センチの高身長。

寺田:ちょっとタイプが違うんですが、ウエンデル選手はセンターバックとウイングバックができます。スピードがあって、彼が入ると一気に推進力が生まれます。チームも彼の生かし方が分かってきていて、守備の面は多少目をつぶっても、攻撃の面を生かす感じですね。

カルリーニョス選手はずっと怪我がちだったんですが、先日の秋田戦で初めて途中出場しました。足元があって、うまいんですよね。高さもあるし、ビルドアップもできる。

この2人をどう使っていくのか。これから大きな戦力になってくると思います。

鬼頭:今の話を聞くと、期待しかないですね。現在6勝2分け7敗で勝ち点20。12位まで上がってきました。次節はアウエーでレノファ山口FCと対戦します。

寺田:もちろん勝てば、初めての5連勝になります。4連勝の相手は全部下位チームでしたが、山口は現在5位。勝てばいよいよプレーオフ出場圏の6位以内も見えてくる。期待したいですね。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

あなたにおすすめの記事

RANKING