ジュビロ磐田、練習試合でJFLマルヤス岡崎と1−1…横内監督「攻撃、物足りない…」
J1磐田、藤原のPKで先制も…
ジュビロ磐田は4月28日、JFLマルヤス岡崎と練習試合(45分2本)を行い、1−1の引き分けでした。
磐田は1本目3分、古川陽介選手がドリブルで切り込んで獲得したPKを藤原健介選手が決めて先制しました。状態不良で町田ゼルビア戦を欠場した植村洋斗選手がボランチに入り、1トップの石田雅俊選手、トップ下の金子翔太選手が何度も決定機を迎えましたが、追加点を奪えません。
味方からのパスが頭部を直撃した藤原選手は30分過ぎに大事を取って交代するアクシデントもありました。2本目は16分に右サイドを崩されて失点。終盤は圧倒的に押し込みましたが、勝ち越し点を奪えず引き分けに終わりました。
朴勢己選手の話(高卒新人のセンターバック。練習試合初の90分出場)
「練習試合4試合目でフル出場は初めて。以前よりは落ち着いてできているが、全然足りていない部分もある。アジリティーやスピード、配球の精度も上げていきたい。満足できるのは一つもない。もっと自分からチャンスメークしたい。空中戦にも自信がある。体重も増えて当たっても最初よりは倒れなくなった。いま184センチ、78キロで7月までには80キロに持っていきたい」
植村洋斗選手の話(左足の違和感で町田戦を欠場)
「左膝が(アビスパ福岡戦の)オフ明けから気になっていて別メニューでやっていた。もう全然気にならない。普通にできる。自分が出ていない町田戦を勝利するのはチームとしてうれしいことだが、そこに立っていない悔しい気持ちもある。
もっともっとやってやろうという気持ちになった。いい競争相手がいて成長できる環境にある。(ボランチでの起用について)監督がどう考えているか分からないが、自分が与えられたポジションでベストを尽くすことを意識している。
ボランチが一番自分の良さを出せるポジションだと思う。いつチャンスが来てもつかめるように努力したい。サイドバックは視野の角度もそんなにないが、ボランチは360度見ないといけないので難しい。スプリント、前に出て行く。サイドバックでやっていることがボランチでも出せる。
ボランチは久々にやったので、まだ視野が狭い。何本かいいパスも出せた。感触は落ちていないので続けていきたい。中継役になってボランチがボールを落ち着かせるのが大事になる。そこを意識した。相手のブロックをどう崩すか。普段一緒にやる機会が少ない選手とどう合わせるか。(藤原選手と組んで)うまくコミュニケーションとりながらバランス良くできた」
横内昭展監督の話
「試合から少し遠ざかっている選手がメーンだった。連戦に向けてアピールの試合だった。攻撃に関しては物足りなさはあった。ただ攻撃の選手の出来が悪いというのではなくて、後ろからもしっかりボールを動かすことがどれだけできたか。
相手のブロックの、嫌なところに入っていくボール自体も少なかった。人自体もうまく入っていけない。そういうシーンを期待していたが。外から背後は必要だが、それだとやはり予測される。一回ブロックのなかで集結させてサイドだったり、そこから前向きの選手を使って背後だったり、チームが連動するようなアクション、コンビネーションがほしい」
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