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藤枝東のエース湯山大輔(清水エスパルスジュニアユース出身)が3戦8発と大暴れ中!<サッカーU-18プリンスリーグ東海>


サッカーのU-18プリンスリーグ東海で藤枝東高が開幕3連勝と好調だ。同じく3連勝のジュビロ磐田ユースを得点数で抑え、首位を走っている。チームの先頭に立つのはエース湯山大輔(清水エスパルスジュニアユース出身)。3戦8ゴールと大暴れしている。

第3節の浜名高戦は0−1で迎えた前半23分と前半終了間際、同じような形から2ゴールを叩き込んだ。DFを背負いながらパスを受けると、体を巧みに使って反転、右足を振り抜いた。個の力で奪った、ストライカーらしい2点だった。

昨年は中盤右サイドを定位置にしていたが、県高校新人戦ではトップ下に。プリンスリーグからは本職の1トップを主戦場にしている。中学時代に日本サッカー協会のストライカーキャンプに呼ばれたこともある点取り屋がようやく、“いるべき場所”に戻ってきた。

小林監督「うまさに強さが備わってきた」

圧倒的なスピードで裏に抜け出すタイプでも、巧みなドリブルで突破していくタイプでもない。最前線で起点となった後、いったんシンプルにボールを預け、ゴール前に走り込む。エリア内で相手と駆け引きし、決定的な仕事をこなしていく。

小林公平監督が目を細めるのは、中心選手として意識の変化が見られるようになったこと。これまで手を抜いているように見えていたランニング練習で最近はチームの上位に入るようになり、試合中のスプリント数も増加したという。

「責任感が出てきた。守備でハードワークできるようになったことが、攻撃にも良い影響を与えているのでは。かつてはうまさが前面に出ていた選手だが、強さも備わってきて無理してでもいけるシーンが増えてきた」

エスパルス西原の活躍が刺激に

開幕から3戦連発の8ゴールで、昨年プリンスリーグで挙げた10点に早くも到達しようとしている。「チームのみんなが常に僕を意識してくれているのが大きい。自分も駆け引きやゴール前で怖さを出すことを意識していて、それがうまく出ている」

清水エスパルスジュニアユース時代の同期で、清水でトップチームデビューを果たしたMF西原源樹の存在も刺激になっているという。第3節浜名高戦があった4月20日、西原はJ2リーグでクラブ最年少得点記録を更新するゴールを決めた。

湯山には清水ユースに昇格できなかった苦い過去がある。「負けたくない。向こうはトップチームで出ているので、もう負けているんですけど…(笑)。頑張って追いつきたいです」。笑顔の裏にある負けん気の強さがのぞいた。



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