<高円宮杯U-15東海リーグ2025>清水エスパルスジュニアユースが4連勝で首位!セットプレー3発でFC.フェルボール愛知を撃破


<高円宮杯U-15東海リーグ2025・第4節 清水エスパルスジュニアユース 3−2 FC.フェルボール愛知 3月23日>

押し込まれても耐え、少ない好機をものにした。清水エスパルスジュニアユースがセットプレーから3発をたたき込み、苦しみながらも4連勝で首位をキープ。勝負どころを逃さず、しぶとく勝ち点3をゲットした。

先制点は前半25分に生まれた。FW望月栄汰(セパラーダ出身)が相手GKにプレスを掛けてビルドアップのミスを誘い、連動していたトップ下の栗田虎空(高部JFC出身)がパスカット。栗田がシュート態勢に入ったところを倒されてPKを獲得すると、U-15日本代表候補のボランチ遠藤優空(高部JFC出身)が落ち着いて蹴り込んだ。

その後はこぼれ球の争奪戦で後手に回り、フェルボール愛知の波状攻撃を受けた。前半36分に鮮やかなドリブルシュートで追いつかれると、後半開始1分にはクロスを押し込まれて勝ち越しを許した。

オレンジ軍団が本領発揮したのはここからだ。後半4分、ゴール正面、約20メートルの位置で獲得したフリーキックを遠藤が直接決めて同点に。さらに21分、敵陣左サイド奥深くで得たフリーキック。遠藤からの低いシュート性のボールを、ニアに飛び込んだDF宮城島航輔(清水エスパルスU-12清水)が押し込んで試合をひっくり返した。

ヒーローインタビュー


<決勝点を決めた宮城島航輔(清水エスパルスU-12清水)>
ー決勝点を振り返ってください。
最初はゴール前に上がるか迷ってたんですが、ゆあ(遠藤選手)とはニアに入ることは事前に打ち合わせをしていたので、そこに入っていきました。気持ちよかったです。

ー苦しい試合展開でしたね。
相手のプレッシャーが早くて厳しい試合でしたが、後半はうまくサイドに展開して、自分たちで粘ってゴールまで結びつけることができました。課題はたくさんあると思うんですけど、勝てたのは良かったと思います。

ー今日の試合で見えた課題は?
個々の強さやスピードで負けてるし、最後の強さも足りないと思います。

ー宮城島君の本職のポジションは?
今日はセンターバックでしたが、東海リーグは開幕から2試合は途中からボランチをやったりしています。

ー今、チームとして取り組んでいることは?
ライン間でうまくポジションを取って、サイドも使ってボールを運ぶトレーニングをしています。まだまだ全然できてないことが多いですけど、これから練習の強度も上げていって、夏までには完成させて、リーグ戦で勝ち続けていきたいです。

監督インタビュー


<岩下潤監督>
ー試合を振り返ってください。
課題はいっぱいあるのですが、育成年代とかトップとか関係なく勝負にこだわる姿勢は持っていてほしいので、それを出してくれたのは良かったです。指導者の立場としては、トレーニングしてきたことをもう少し発揮できたらなと思います。もうちょっとうまく試合の主導権を握ることができるようになってほしいですね。次の試合に繋がるように練習していきたいです。

ー今はどんなことに取り組んでいるのですか。
どうやって相手陣内で前向きでプレーできるようにするか、そこからどれだけボールに絡む人数を増やすか。どうしても長いボールが増えてしまい、孤立してしまう。そこで、相手に寄せられても外せるような個の力やグループの力も付けていかないと、今日のようにリスタートでしか点が取れなくなってしまいます。

ー相手はよく鍛えられたチームでした。
体がスムーズに動く選手が多かったですね。「勝ったからOK」ではなく、やっぱりああいう個人の局面の戦いも勝ちたい。そうすれば必然的にボールも運べるようになっていくんじゃないかなと思うので、そこはしっかりと選手たちに伝えたいなと思います。

ー今後の課題は?
ボール扱いや駆け引きで主導権も握れるようにならないと、相手の土俵でサッカーをすることになってしまいます。どうやって相手にボールを触らせずに前進していくか。その面白さを知ってほしい。相手の背中を取るのはスピードだけじゃないんだよと。練習の中で、もっともっと成功体験を増やしてあげたいと思います。



(日本サッカー協会公式ウェブサイトより)


 

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