<高円宮杯U-15東海リーグ>清水ジュニアユースの望月栄汰とジュビロ磐田U-15の村松闘真、両チーム主将をピックアップ!


サッカーの高円宮杯U-15東海リーグで清水エスパルスジュニアユースとジュビロ磐田U-15が激しい首位争いを演じている。4月29日の第9節を終えて、ともに7勝1分け1敗で勝ち点22。得失点差で清水が首位、磐田が2位につけている。

今回はU-15東海リーグを牽引する両チームの主将、清水のFW望月栄汰(セパラーダ富士出身)と、磐田のDF村松闘真(浜松和田JFC出身)をピックアップして紹介する。

清水エスパルスJY FW望月栄汰(セパラーダ富士出身)


2トップの一角を担い、裏に抜け出したり中盤まで落ちたり。チームのために献身的に動き回ってボールを引き出し、攻撃を活性化させていく。

「相手のバックとボランチの間の、空いているスペースを見つけて顔を出すことを意識しています。全員が練習中から言われている『全力で最後までやりきること』はマストにしています」

参考にしているのは日本代表FWの上田綺世(フェイエノールト)。オフ・ザ・ボールの時でも常に相手DFと駆け引きしている姿を見て、「この人すごいなと思った」という。

サッカーを始めたのは幼稚園の頃。友達に誘われて地元のセパラーダ富士に入り、小6で県トレセンに選ばれた。現在の身長は170センチ。清水エスパルスジュニアユースの岩下潤監督は「日常から常に自分に矢印を向けてコツコツ努力している。あとは、もう少し体の無理がきくようになれば」と期待して見守っている。

好調のチームを支える背番号11の主将はオレンジ軍団を全国制覇に導けるか。「味方のために自分がつぶれたり、起点になったりするプレーで頑張っていきたいです。まずは絶対に全国出場したいです」と決意を新たにする。

ジュビロ磐田U-15 DF村松闘真(浜松和田JFC出身)


センターバックでもサイドバックでも、どこでも器用にこなすプレーヤーだ。鋭い読みを武器にしたインターセプトやカバーリングで、リーグ最少失点のチームを支えている。

新チーム発足前にキャプテンに立候補し、投票で選ばれた。「高校に行っても社会人になってもリーダーシップは必要になるので、いい経験になると思いました」と意識の高さをのぞかせる。

本格的にサッカーを始めたのは、小学2年時に浜松和田JFCに入ってから。小学6年で県トレセン、中学1年時に東海トレセンに選ばれた。

好きな選手は1980年代後半〜90年代前半に活躍した元イタリア代表DFのフランコ・バレージ。「お父さんの影響?そうです(笑)身長はないけれど、予測やラインコントロール、リーダーシップがすごいと思って、YouTubeで見ています」

チームでは中学1年時にはパスをつなぐこと、2年時にはパスを繋ぎながら相手の背後を取ることに取り組んできた。中学ラストイヤーとなった今季は「球際などで全力で戦うこと」を全員で意識しているという。

「全国2冠と東海リーグ優勝を目標に戦っています。自分も、どのポジションでも高いレベルでプレーすることを目標に頑張っていきたいです」。クラブの黄金期を知る服部年宏監督から勝者のメンタリティを学ぶ日々だ。
シズサカ シズサカ

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